詐欺や架空請求の被害に遭わないために注意して欲しい事
特殊詐欺とは?
「特殊詐欺」とは、被害者に電話をかけるなどして対面することなく信頼させ、指定した預貯金口座への振込みその他の方法により、不特定多数の者から現金等をだまし取る犯罪(現金等を脅し取る恐喝及び隙を見てキャッシュカード等を窃取する窃盗を含む。)の総称をいいます。
家族や親族、親戚から電話でお金の相談があったら
子供や孫から電話で「会社のお金を使ってしまった」「他人に怪我をさせてしまった」「自動車事故にあってしまった」「訴えられてしまった」「株で損をしてしまった」などの相談があったら、なんとかしてあげたいと思ってしまいますよね。
それって本当にお子さんやお孫さんからの電話ですか?
助けてあげたい気持ちは分かりますが、まずは本人かどうかの確認を必ずするようにして下さい。
確認する方法は色々とありますが、家族や親族だけしか分からない事を聞いてみると良いでしょう。
「僕の事が信用できないの?」と言ってきたら高い確率で詐欺だと思ってください。
本人かどうかどうやって確認したらいいの?
まずこちらからは一切情報を与えないようにしましょう。「○○ちゃん?」などとは聞かず、「名前を教えて」と聞いてみましょう。
名前を聞く事もそれなりに効果的ですが、詐欺師も事前に調べて電話をしてきている可能性があるので、最近一緒に行った場所や、よく一緒に行くお店の名前などを聞いてみると良いでしょう。
今後の為に「家族だけの合言葉」などを決めておくと良いでしょう。
役所職員や銀行員やを名乗るものから電話があったら
まず、覚えておいてもらいたいのが、役所の職員、銀行職員が「暗証番号」を聞く事はありません。
また「通帳」「キャッシュカード」「クレジットカード」を預かる事もありません。
自宅まで預かりに来るという電話があったら、すぐに最寄の警察に相談するようにして下さい。
「だまされた振り作戦」を行っている警察署もありますので、すぐに相談して下さい。
警察官や弁護士を名乗るものから電話があったら
最近では被害者役、警察官役、弁護士役など担当を決めてコロコロと電話を代わり信用させる手口が流行っています。
本物の警察官かどうか確認する方法
電話の相手が本物の警察官であるかどうかを確認する方法ですが、「所属している警察署名」「名前」「所属している部署」などを聞いてメモするように下さい。
次に、こちらから折り返しますと言って「所属している警察署」に直接電話をしてメモの内容を確認するようにしましょう。
本物の弁護士かどうか確認する方法
電話の相手が本物の弁護士であるかどうかを確認する方法ですが、「所属している弁護士会」「名前」「登録番号」などを聞いてメモするように下さい。
次に、こちらから折り返しますと言って「所属している弁護士会」に直接電話をしてメモの内容を確認するようにしましょう。
社会情勢等に便乗した詐欺にご注意下さい
- 震災等に便乗した詐欺
- マイナンバー制度に便乗した詐欺
- 年金や給付金等を口実にした詐欺
- クレジットカード現金化を名乗る闇金業者
- オリンピックやパラリンピックに便乗した詐欺
- 株や社債等の取引名目の詐欺
- 新型コロナウイルスに関連した詐欺
オレオレ詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺、還付金詐欺、投資詐欺など、最近では手口がかなり巧妙化してきています。その為にも「ATMの振込限度額を下げておく」事も防止するためのひとつの方法かと思います。